吉和のわさび♪

まいどお世話になります。
四季やの元気なおやじです。

以前、吉和の植本わさび本舗さんを訪ねた時の訪問記です♪

吉和のわさび栽培は、大正時代から始まったとされてますが・・・
植本さんのところは、明治時代からスタートしたとのことです!

標高700~1,000メートルに位置するこのわさび田は、太田川の源流域に当たる冠山(かんむりやま)や十方山(じっぽうざん)の麓にあり・・・
種から苗を半年ほど培養土で育ててからわさび田に定植し、約2年~3年で収穫♪

ほぉ~、長いこと成長には時間がかかるんですね~・・・
だからその分、辛さ、風味、粘りの強い引き締まったわさびになるのか!

わさびの育つ条件の範囲はかなり狭く、求められる条件は人工的に調節できない要素が多いいため、自然条件がもっとも生育に重要なので、平地より山間の渓谷がよく、谷は浅いところより深いところのほうが好適環境とのことで、ここ吉和は、生育には最適な環境と言われるわけです♪

植本社長曰く・・・
「わさび産地というと伊豆や長野が有名ですが、昭和初期~50年代頃に京都の料亭の料理人や市場が、毎年最高値をつけるほどその味を一番高く評価していたのは、吉和産のわさびなんです。エメラルドグリーンの色合いに、5年前視察に訪れた長野の生産者も驚いていました。」と言われておりました・・・

なんでも、わさび田の種類は・・・
段差をつけ渓流の水や清水を引き込み、床に大小さまざまな石を何層にも敷き重ねて根が良く張るようにした「畳石式(たたみいししき)」・・・

自然のままの谷とわさび田の間に石垣をついて仕切り、渓流の水を引き込む「渓流式(在来式ともいう)」・・・

山ののり面に流れる湧き水を利用して人口の床を築く「地沢式(じざわしき)」など・・・

地形と水量に合せて使い分けられ・・・
水温は四季を通して12℃~15℃のアルカリ性水質で育ちます。

植本社長曰く・・・
「同じわさび田でも、微妙な標高差や水の流れの違いにより、出来るわさびの顔はみんな違ってくるんです!」とわさびを見て微笑んでおられました♪

わさびは水の栄養分だけで成長する。まったくの無農薬・無肥料栽培なので・・・
手入れや水の管理には事欠かせられないので、最低週2~3度は奥深いわさび田に足を運んでいるとのことです。

もうね・・・
植本社長の自信と誇り・・・
わさびを育てる愛情とこだわりがビシビシと伝わってきました!

また、それなのに・・・
「わさびはあくまでも脇役。主役を助けることが出来たら・・・」とご謙遜!

いやぁ~、参りました!
本当に無碍に出来ませんよ!

このように大切に育てられたわさび・・・
こちらも大切にお客様のもとに運びます♪

そうそう、保管方法も丁寧に教えてくれてね・・・
「陽におろせばとんがってツンとくるし、陰におろせばまろやかになります。」と・・・

ドッヒャ~・・・
もう、めっちゃくちゃ奥深いわ~!

だからでしょうね。
この山葵だけおかわり下さいとのご要望があります♪

美味いものは実に美味い!